建築家 石上純也氏が設計した、まるで洞窟のようなレストラン”maison owl”。
2024年日本建築学会作品賞を受賞したレストランで、外観はもちろん、お料理も芸術的で、一生に一度は訪れたいレストランです。
招待制のレストランのため気軽に訪れることはできませんが、一般の方でもお料理を楽しむことができる方法がありますので、ご紹介します!
アクセス
山口県宇部市にあります。最寄駅はJR宇部線の宇部新川駅で、駅からレストランまではタクシーで10分弱です。
駐車場のスペースの関係で、もし自家用車で訪れる場合は事前にレストランへ連絡が必要のようです。
予約方法
“maison owl”は招待制のレストランのため、気軽に訪れることはできません。
しかし、一般の方でも訪れることが可能な方法があります。それは、、、
“maison owl”の公式インスタグラムアカウント(@maison_owl)をフォローすることです。
インスタグラムのストーリーで、不定期で一般人の予約受付の告知があるため、そのタイミングでインスタグラムのDMから連絡をします。
2024年11月下旬に訪れた時の予約方法を以下ご紹介します。
●告知方法:”maison owl”の公式インスタグラムアカウントのストーリー
●予約期間:2024/8/4(土)~2024/8/5(日)の2日間限定
●予約対象期間:2024年11月末まで
●予約方法:ストーリーに載っているインビテーションサイトから空席や詳細を確認の上、名前・日にち・人数・電話番号を添えてDMにて連絡
コース内容
コースは全部で3種類で、いずれも食事の内容は一緒です。
ドリンクによってコースの値段が異なっており、今回は、ノンアルコールの55,000円(税込)/1人のコースをいただきました。
ランチはなく18時開始のディナーのみとなりますが、17時半に入店可能で、18時までの間、店内や外観の写真撮影が可能です。
お料理
席に着くと、まずは葡萄ジュースを注いでいただきました。本当に美味しい白葡萄のジュースでした。
お料理の1品目としてまず最初に出てきたのは、自家製の”グジェール”というフランス ブルゴーニュ地方の郷土料理である、チーズ入りのパンです。手で割っていただきました。
2品目は、ビーツとマグロの最中です。紫蘇の実も乗っていて、香り高いお料理でした。
3品目は、自家製ブリオッシュと、パプアニューギニア産のバニラを使用したバニラバターでした。
また、ドリンク2種類目として、アイスのアールグレイティーもいただきました。
4品目は、フィンガーライムとキャビアが飾られた、下関のトラフグです。
山口名物のフグをいただくことができ、光栄でした。
5品目は、山口の白身魚のあらを使用したスープです。スパイスが効いていて体が温まりました。ニンニクソースのバゲットが添えられてました。
6品目は、自家製クロワッサンです。
また、3種類目のドリンクとして、レモネードかレモンスカッシュを選ぶことができました。
7品目は、いちじくの上にカッテージチーズと酢豚を載せ、オリーブオイルをかけた逸品でした。
8品目は、ほうれん草のソースの上に甘鯛を載せたお料理でした。甘鯛の上には、揚げたよもぎが添えられていました。
また、4種類目のドリンクとして、りんごジュースかみかんジュースを選ぶことができました。みかんジュースは、山口県の温州みかんの100%フレッシュジュースでした。
9品目は、宇部牛と、北海道十勝の雪の中で2年間寝かせたじゃがいものグリルでした。野生のルッコラと粒マスタードが添えられたお料理で、本当に美味しかったです。特にじゃがいもについては、さつまいもかと思ってしまうほど甘く熟成されていて感激しました。
10品目はデザートです。
テーブル席でお食事をいただいていましたが、デザートはカウンターでいただくことも可能とスタッフの方が案内してくださり、せっかくなのでデザートはカウンターでいただくことにしました。
デザートは、中からチョコレートが溢れるフランスのチョコレートケーキ”モワルーショコラ”とキャラメルアイスでした。飲み物は、紅茶かコーヒーを、アイスかホットで選ぶことができました。
最後にいただいたのは、自家製マドレーヌと、シャインマスカットとマスカットビオレです。お皿含め、とても可愛らしい一皿でした。
建物
設計から完成まで、およそ9年かけて造られたレストランです。
レストラン内に柱が複数ありますが、その中には強度補強のための鉄筋とコンクリートが入っています。
通常は数日に分けて実施するコンクリートを流し込む作業を1日で実施したり、人の手によって彫られたりなど、細部にこだわりが見られます。
外観で吹き抜けのように見える部分は窓になっており、ミリ単位で計測して設置されたそうです。この窓のおかげで、雨の日であっても、寒い日であっても、快適に過ごすことができます。
(補足情報ですが、テーブル席があるエリアの窓の上の方に、木梨憲武さんのサインが記載されていました。来店された際に、サインされたそうです。)
また、レストラン以外に、もともとシェフの別荘として建てられた部分については、2024年10月より、宿泊することも可能になっています。
注意点
遠方から訪れる人は宇部市周辺で宿を取っておく!
ランチはなく、18時開始のディナーコースのみです。
時間制限などはなく、ゆっくり提供いただいたので21時近くまでレストランでお料理をいただきました。
宇部新川から新山口までの電車は、終電が21時半ごろだったため、宇部新川駅周辺で宿を予約しました。
遠方から電車等を使って訪れる方は、電車の終電時間を確認した上で、レストラン周辺で宿を取っておくことをお勧めします。
無料キャンセルは1週間前まで!
2024年11月の時点では、予約キャンセルは可能ですが予約日の1週間前までが無料キャンセル期間でした。
キャンセルポリシーを確認しておくようにしましょう。
まとめ
外観、内観、お料理ともに、すべてが芸術的で、一生に一度は訪れたいレストランです。
招待制のレストランですが、一般の方でもインスタの公式アカウントから予約可能な場合がありますので、ぜひチェックしてみてください!